2005年06月26日

心配無用

今日の日記は私に向けての日記です。
おもしろくないですよ



それは病気です。と言われると予測できます。
ですが病気ではありません。

最近の記憶が曖昧です。
いわゆる通常ルーチンをこなしている時間の記憶が圧縮されています。
すばらしく良い加減に「ここらへんは日常」とまとめられているらしく、
週末に入る前の記憶がかなり断片的です。そして、連続性を認識できません。
努力すれば出来ますが面倒なのでやりません。
いわゆる、普遍的な言葉で言うのならば昨日の私と今日の私が同一でない状態です。

思考は逃避しがちです。
もし、だったらの仮定をつなげて過去に遡るのがお気に入りのようです。
しかしあくまで私の行動について、です。環境をどうこう言っているわけではありません。
現在の状況を気に食わないでその仮定をするのならまだしも、
かつて無い良好な状態で行うのはまったく不可思議です。
けれども自分を否定しているのは、そうですね、疑いの無い事実のようで。
誰に拒否されたわけでもないのになんでそう思うんでしょうねぇ。
あるいは他の誰かになった想像もよいですね。

あぁだめだ、タイムリミットだ。
寝ます・・・おやすみなさい。飲んでから20分は経ってない。
初めてちゃんと効いたなぁ、この眠剤。
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2005年06月24日

はー。

前回の日記から大分期間があいてしまったなぁ。
それでもブログになるまえに比べたら全然早い期間で更新してるけど。

なんだか入梅から体調がずっと悪くて
重い身体を引きずりつつ仕事に行ってたんだけど、
仕事の効率が通常の30%くらいで、
全然期限に間に合わねー!って毎日残業してて、
そんなこと言ってるうちに後任の方がやってきて、
後任の方はとってもいい人で、ちゃんとこっちの説明をわかってくれるので
引継ぎ順調でラッキーだったんだけど、
やっぱり引継ぎしつつだとますます通常業務が遅れて
うひゃーっていいながら仕事を片付けて、
父の四十九日の為に水曜日休みをとり、
火曜の夜遅く会社から直接実家に帰ったら。

倒れた。
法要中寝込んでました・・。

いやもう、汚い話で恐縮ですが、
お腹壊して痛くて下痢も止まらなくて。
そんなんでまるで眠れなくて。
水曜朝、「おかーさん、なんかすっごい調子悪いよ・・・」
って言ったら頭に手を当てられて。
「あんたすっごい熱いよ!」
といわれて布団に押し込まれました。
そうか・・・熱出てたのか・・・・。
「自分で熱あるのもわかんないの?
ここのとこ体調悪いっていってたの、
ずっと熱があったんじゃないの?」
とか言われてよくよく考えてみたらそうかもしれないなーとか。

今振り返ってみるとここ数週間記憶がものすごく曖昧だし。
なんかこうやって文章書いててもまとめられないし。そういうことなのかなー。

つわけでこの週末は洗濯だけして寝ます・・・。
会社休むと後任の人に悪いしね・・・。
あと3週間。がんばれわたし。

低調期は続く。
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2005年06月17日

また夢を見た

装置からは青白い光が稲妻のように走っている。
薄暗い機械室の壁は、ペンキで薄い緑に塗られていて、私たちの顔も緑がかって見えた。見た事の無い宇宙人の顔を想像してしまって、加えて、この装置から、可視光のほかに放射線が出ていると知っていた為に、私はだんだん気分が悪くなってきてしまった。
先生はまだ女性技師と話し込んでいる。
一昔前によくみた、古びたグレーの事務机を挟んで、二人とも姿勢良く腰掛けながら、それでも話はとても弾んでいた。机の上には黄ばんだオフィスホンが一台載っているだけだ。
体に害がない、というよりはむしろこの、微量の放射線は細胞を活性化するということらしいんだけど、先生と技師が話している内容の半分も分からないので、ただ放射線という響きへの恐怖と、勉強不足の情けなさで、私はなんだか車に酔ったように、本当に目眩がしてきた。

「すみません、ちょっと立ち眩みがするので、外に出ています」と声を掛けてそそくさと施設の外に出た。外は青々とした木々がまるで公園のようで、今の気分と不釣り合いにさわやかな風が吹いていた。施設を背にブロックに腰掛けていたら先生が小走りに追いかけてきた。申し訳ない気持ちでいっぱいになる。まだまだあの人に聞きたい事が有っただろうと思うのに、私の為に切り上げてしまった。でも、心配してくれる気持ちは本当に嬉しい。
「大丈夫かね、あそこは機密が高いからね」
先生は優しい。
本当に好きだなあと思う。


・・・・なんて夢を見ました。
でも犀川先生はこんなに優しくないと思います。ていうか、犀川先生ではなかったけどね。
森博嗣読んだ後の短絡でした。





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2005年06月15日

ほげら〜

現在ダメダメ期です。
地を這うバイオリズム。
体は熱ぽかったり、震えるほど冷えたり。
梅雨入りが原因なのかなんなのか
考える事もろくでもない事ばかりです。
じめじめ。

近況
おともだちが新築マンション購入>引越
手伝いというより邪魔しにいく。

ケーキを買っていく。オーボンヴュータンのケーキ。
美味しいけど多分鮮度が低い・・・売れ残りっぽかったもんなぁ・・・。
目が飛び出るほど美味いケーキ食べたいなー。

皆で何故かガンダムSEEDを見る。映画版。ファーストの映画版みたいな総集編な感じ。
んー、なんか足りない。ガンダムというには何かが足りない。
例えて言うなら階段から転げ落ちちゃうお父さんが足りない。

全然ガンダム世代とかじゃないのに。
全ガンダム全話とかぜんぜん見てるわけじゃないのに。
なんでこんなに頑なに「これがガンダム」を持っているのだろう。私。
自問自答。

組み立て本棚を作るのを手伝ったら3個つくって3つとも何か欠陥を作りました。
説明書はちゃんと読みましょう。

会社の同僚に携帯のメールアドレスを教えたら
普段は豪快に笑う明るい人なのに
いきなりシリアスなメール来た。

そんな毎日。はやく梅雨あけてください。




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2005年06月07日

ゲームの社会的役割って?

最近「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」を遊んでいます。(以下FE、蒼炎等略)

実はFEシリーズはSFCのしかやったことがなくて、しかもそれも、城(マケドニアかなぁ?)かなんかで誰かに話し掛けなきゃいけないんだか、助けなきゃいけないんだかなのにうまくいかなくて、「もーイヤこのゲーム!」とばかりに投げ出して、それ以来やってなかったのです。だってこのシリーズ、特効が酷すぎるんだもんさ・・・1ミスで一撃死するんですよ。詰め将棋と呼ばれるのもある意味肯けます。しかもユニットは補充が利かないんですよ?死んだら即リセット。それなのにやらないきゃいけない余計な(話し掛けるとか)ことが多すぎてムッキー!みたいな。

それ以来「自分は戦略シミュレーションは苦手なんだ・・・」とか思い込んでしばらくずっと手を出せませんでしたよ・・・。まぁ、実際人より苦手なんでしょうが、思いたって他のをやってみたら出来ない事も無かったのです。多分相性が悪かったのでしょうな。

そんなわけで、蒼炎も、人に「やらない?」って誘われたのですが、前述のようなトラウマ(?)があって、やる気が起きなかったんです。でも、実際にやってるのを見て、「これならできるかも?」と思い手を出してみた次第で。

前置きが長くなってしまった・・・。

まだクリアはしていないのですが、人がやってるのを最後まで見てしまったので、ストーリーはおしまいまで見てしまったのですが。だけど、なんかこー納得行かないというか。なーんかもやもやしてたのですが。他の人とも意見の一致を見たので、私の考えすぎでもないのかなーと思いまして。
何を言いたいかというと、つまりですね。

なんていうか、説教くさい。

敵だー!やっつけろー!倒したー!ばんざーい!みたいなのはもうみんな食傷ぎみで、流行らないのかなーとは思うんだけど。ゲームって娯楽でしょ?敵を倒した後で民衆に非難轟々、末代まで許さんとか言われたり。ラスボス倒して平和になるというときに、英雄(主人公)の存在自体が争いの火種になるなんていわれると、なんかすっきりしない。

非常に軽軽しく、深く考えないで、感情だけで言わせて貰うと、ゲームの中くらいヒーローを味わいたい大人達にはあぁいう「明らかに倒していい敵」がいない、どちらが良いも悪いもない、現実を見せ付けられるようなゲームって苦いだけの味わいだと思うんだけどなー。

あれなのかなぁ、犯罪の原因がゲームのやりすぎなんていわれる時代だから、偏った考えにならないように防御線を張った作りになっているんだろうか。でも、こういうグレーな世の中だからこそ、逆に子供にも、おとぎ話の英雄は必要だと思うのに。正義の具現化みたいな。考えてみると最近の特撮物もそうだよね。安易に敵を敵にしないつくりになってる。戦争はよくないって教えてる傍らで戦争のゲームを作るからには、戦争がいけないわけを盛り込まざるを得ないのかー?と思うけど。でも、TVゲームっていうのは、そういう情操教育を課せられた媒体だったかなぁ・・・?とちょっと思っちゃうですよ。影響力は大きい。たしかにそうだけどさ。でも、最初に正しいことと悪いことを教えて、次にそういう単純な図ばかりではないと教えるのはさ、親だったり、とりまく現実の環境の役割だとおもうんだけどな。絵本とゲームは違うものだと思うのは、私が古いからなのかしら。

でも、じつは多分そんな思惑もなくて、ただこういう単純な勧善懲悪じゃないのってかっこよくない?って思うクリエイターが多いからなんだと思うんだけどね。自分もそうだから反省も踏まえて。リアルだからいいってもんじゃないと思う。シュールだからいいってもんでもない。うん。

実はここまでけなしといていうのもなんですが、結構面白かったです。FEはキャラがいいですね。いつも。ストーリー以外の内容については比較対照が少ないのでなんともいえませんが。普通に楽しんでます。
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2005年06月04日

子供の甘えは大人にとって残酷になる。

きょうは腐女子話です。

漫画を読んでいて、何か考えさせられることって実は少ないのですが。


まず。船戸明里さんの漫画が好きです。
絵がとても好き。私の、絵の理想形の一つであります。
話もとても素敵だと思うけれど。
「あんだろ」こと「Under the Rose」については、話が・・・凄くよく練られてると思うけど
救いが無さ過ぎて読んでいてちょっと辛い。ので他人に手放しで薦められないのです。
すごくしっかりした話なんだけど、読んでいるとちょっと鬱っぽくなってしまうので。

その「あんだろ」の中で主人公の父親の台詞に
「子供はいつでも大人にナイフを投げて血を流すなと言う」
というのがありまして。私はそれに凄く思い当たってしまったのです。

子供は、大人が傷つかないと思いがちで。「お母さんなんか大嫌い」と平気でいえてしまったりする。母親に「おまえなんか大嫌い」って言われたら立ち直れないくらいショックなくせにね。反抗というのは親に対する甘えなんだなーと、昔の自分を思い出しても、納得してしまいます。
逆に親の無償の愛というのは一番そういうところに現れるのじゃないかなと。
まぁ、これだけでは自分の実感に対して説明不足な感はあるのですが、ここでは詳細は省略。

んで、これが前置き。話は本題に。
大人気漫画「鋼の錬金術師」。実は最初読んだとき「あー普通に少年漫画的によく出来てるなー」くらいだったのが、ネットで二次創作小説をちらりと見てから「おー、こんな深い掘り下げ方が!みんなすごーい」とかなってすっかり面白くなってしまったのです。うん。原作の話の進行自体は、ごく少年漫画的お約束なのですが、盛り込まれた素材はいくらでも大人向けに料理できそうなんですよね。そこが多分おねーさま方に人気の理由の一つなのでしょう。原作者さんは非常にあっさりな味付けなので、行間をいくらでも捏造できる感じ。

でも、そういう(妄想的な)視点で見るようになってから、原作に気になるというか、ひっかかる箇所が何箇所か出てきてしまいました。主に人間関係関連なのですが。

例えば、アルフォンスが自分の存在に迷いを抱いたときに、エドワードが不用意な発言をしたあのとき。「アルは俺を恨んでるんじゃないか」とうなされるほど不安を持っていた兄がそんな不用意なこと言うんだろうか。とかね。

少年漫画的に、葛藤→克服→再出発という構図を分かりやすく、簡潔に成り立たせることは重要なのはわかるし、エドワードというキャラクターが(アルフォンスもですが)暗い過去をしっかりと抱えつつ前向きに生きられるだけの強さを持っている、(引け目を感じて消極的でいつづけるよりは、真に相手の為になる解決に向けて努力するタイプである)というのもわかるのですが。あまりに伏線のエピソードと矛盾した、自分が成立させたキャラクターの性格を無視した安易な「起(きっかけ)」の作り方じゃなかろうかと。「少年漫画」を保ちつつあそこでもうちょっと兄弟のすれ違い→和解をよりそれらしく、かつ巧く「魅せる」ことができたんじゃないんかなーと。ちょっと不満な点でした。子供が読むんだから、と妥協するというのならあんなに重いテーマを題材にした意味が無いと思うしね。

さらに、もう一つ納得行かないことがあって、まだコミックスが出ていないし、ガンガンも毎月熱心に読んでいるわけじゃないんだけど、とりあえず10巻までの段階で、エドワードの、大佐に対する扱いがひどいなーと。いや大佐ファンだから余計に贔屓目に見てるのは確かなんですが。
エドワードが、グレイシアに対しては、ヒューズの死をあれだけ自分のせいだと悔いて謝ったのに対して、親友をなくした大佐に対しては何にも思わないのかなーとか。ヒューズと仲良くなったのは絶対に大佐つながりの筈なのに。それを思いつかないのはおかしいんじゃないのかなぁと。さらに、中佐が「いない」と、苦し紛れに見え透いた嘘をついた大佐の気持ちを慮れないような子だったっけか。エドワードって?とか。しかも真相がわかった瞬間逆ギレするし。さらに、ロス少尉が生きていたと知ったときに、裏切られたわけじゃないと気づいたのなら、なぜそのときに自分が愚かだったことに気づけないのか。わざわざ悪役を演じた大佐の気持ちを思いやらないのか。わめくだけだった自分の子供さ加減に腹を立てないのか。そういうキャラだとおもうんだけどなー・・・とか考えていくうちに、ふと思い当たって。

あぁ、そうか、これが大人に対しての子供の甘えなのかもしれないと思ったわけです。
大佐は傷つかない。大佐はヒドイ大人なんだから、どう扱ってもいいんだ。そういう甘えがエドワードの中にあるんじゃないのかな。そう思っているのなら納得できる。大佐が「あって当たり前の自分のバックグラウンド」で、その恩恵を考える必要が無いから、と思っているのなら、上記の全ての行動が理解できるなーと。

そして実際、大佐はあえてそう振舞っているんじゃないかな、と。「等価交換」の言葉で誤魔化して、貸し借りだとか言い張って、自分が与えられる恩恵をエドワードが引け目なく受け取れるようにしてみたり。嫌味な上司を演じてみたり。そう考えると、見え透いた嘘をついてしまうほど、どうしても彼の罪を暴くことが出来なくて、「嘘をついたことは謝ろう」なんて言っちゃって、謝る必要なんてどこにもなくて、むしろエドワードを責める権利だってあるだろうに。そんなこと思いもしないで、悪く思われても言い訳もしないで、平気で悪役買って出ちゃう大佐が、「あーなんか無償の愛(ボーイズラブではありません)ってこんな感じ?」とか思ってしまうわけです。相手の為だなんて欠片も思っていないであろうところも、ただ自分がそうしたいからしてるだけと思ってそうなところも、いいなぁ、とか。

まぁ、ただの腐女子妄想なんですがね。


とりあえず今後大佐が報われることに期待。怪我したことも心配されてない風ですが。(泣)
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2005年06月03日

”エキセントリック・ナルシス” (後編)

気づいたら玄関に収容されていた。気を失うなんて初めての経験だけど、とっても嬉しくない。びしょびしょで心底寒かったし、あちこちどろどろに汚れていたけれど、どこも痛くない所を見ると、落ちた僕を一応受け止めてはくれたらしい。あたりを見回してもあの人の姿が見えなかったので、一応玄関の扉のノブを回してみた。
どういう仕掛けか、中からは開けることが出来ないようだった。
とりあえず、大変喜ばしくない事に、僕は監禁されているらしい。

仕方が無いので周囲の状況を確認、してみたら、あれだけ綺麗に整えられていた家の中は、泥棒が入ったようにめっちゃくちゃだった。
僕が飛び出した後にあの人は癇癪を起こしたらしい。天井まである大きな靴箱の扉は開け放たれて、棚から靴が投げ出されて散乱していた。なんとなく、居たたまれなくなって靴を揃えて棚に入れてみた。こんなとき自分の小市民性がわかるよな。



最後の靴を靴箱に戻そうとしていると、外からガチャガチャとカギを開ける音がして、玄関の扉が開いた。びっくりして反射的に背中を靴箱にくっつけて硬直した。ドアが開いて、談笑しながら3人の大人が入ってきた。中年の男性と、中年の女性と、妙齢の女性。多分、あの人の父親と、母親と、姉なんだろう。
どういうわけか、僕に一瞥もくれないで通り過ぎていく。
透明人間にでもなった気分だ。

二階からあの人が降りてきた。芝居がかったゆったりとした歩調。シャワーでも浴びたのだろう、白くて高級そうなバスローブ姿で。やっぱりあまりに予想通りだったけど、もう笑うことは出来なかった。

「おとうさん、おかあさん」

階段を舞台とでも思っているのか、丁度真中の踊り場から、あの人は両手を大仰に広げ、妙に通る、ぞっとするくらい滑らかな声で宣言した。

「今日から、犬を一匹飼う事にしましたので。」

犬かよ。






そこで目が覚めた。


これが私の見た夢の全てです。本当に見たとおりなのでオチが弱いのは勘弁してください。
え?結局「あの人」ってのは誰なのかって?それは、この夢をみた原因を見れば分かると思います。

原因その一:電車の中でアサヒから新発売のチューハイの中吊り広告を見ていた。
原因そのニ:そのときにこいついくつなんだろう。少なくとも10年前と変化が無い気がするんだけど。魔界転生?とか思った。
原因その三:その連想でTVCMの方のバスローブ姿も思い出した。


そう。あの浦安あたりで東京を名乗る王国の支配者と1文字違いの王子です。
言っておきますが全然ファンとかじゃないです。むしろ勘弁してくださいという感じです。
夢から覚めたとき本当にげんなりしましたから。
いや、本人エキセントリックではあってもサディスティックつかヒステリックな人じゃないでしょうけどね。こういう役がはまるよねっていうだけで。ファンの人で気を悪くされたらすみません。

それにしても、ただ電車の中吊り広告見ただけで総天然色・フル感覚つきのこんな夢を見る羽目になるとは。人生落とし穴だらけだわ。(?)皆様にも私の味わった恐怖を味わっていただけるように、克明にレポートしてみました。いや、でも、3日かけて書くような内容でもなかったなぁ。実際。
あんまり面白くない・・・。

余談ですが、この夢を見た翌朝、友人が置いていった小説を何気なくパラパラとめくっていたら小柄な主人公を監禁するストーカーっぽい王様(王子?)が出てきました。これも予知夢といっていいでしょうか。


posted by 草 at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月02日

”エキセントリック・ナルシス” (中編)

部屋に入ると、予想通りの無駄に広い、予想通りの暖色系のやや怪しげな間接照明に照らされた、予想通りの薄暗過ぎる部屋で、無用に大きいベッドに無用に多いクッションを並べた上に、不必要に鷹揚に寝そべって、あの人が待っていた。
「やあ」

やあって言われても。

大体アンタ、手招きしてから僕が入るまでのほんの数秒の間にどうやってこの広い部屋のど真ん中のベッドにたどり着いてすばやくくつろぎの姿勢をとったんですか?
驚きも疑問も笑いも通り越して、困惑した表情で僕が突っ立っていると、ようやっとあの人はベッドから起き上がり、僕に近づいた。

「で、何が必要なんだっけ?」






はた。

いや、旗じゃなくて畑でもなくて。
僕は愕然とした。その「はた」。


あれ?、何が、要るんだっけか。

いや、いっこく堂のマネじゃなくて。
ええと、リボンだったような気もするし、マスクだったような気もする。でも他人のマスク借りるのってどうよ。しかもよりによってこの人に借りるのは不味い気がしますよ?えーと、多分頭部に着用する布製のもの、だったと思うんだけど・・・・。

必死に思い出そうとするのに、何故か思い出せない。さっきまであんなに、あれが必要だって思ってたのに。そのためにこんな危険まで冒したのに。なんでだ自分、思い出せ自分。

かなり必死に、本当に実際に頭を抱えて考え込んでいたので、そんな僕を見て、あの人の表情が変わったのを僕は見逃した。

「そうか」

その声色だけで、背筋にゾクリと来た。
顔を上げたときには、遅かった。

「そんなに、僕に会いたかったんだね?」



伸びてきた異常に白く、細い指を、僕は反射的にはたき落とした。
巻き込まれちゃいけない!
今この人は異常に密度と粘度の高いオーラを纏っている。それに巻き込まれたが最期、僕はゴージャスに薔薇が咲き乱れる世界に連れて行かれるに違いない。

逃げなければ。

意志が固まり行動に移る前に、意外に俊敏な動きでドアを塞がれた。体格差がありすぎる。その上ご丁寧に後ろ手にカギを締められた。
突破は無理と瞬時に判断して窓へ向かう。幸い先ほど開けられていたせいでカギはかかっていなかった。たしか外には屋根があったはず。躊躇せず一息で飛び出す。そうだ、僕は身が軽い。きっと逃げられる。

屋根の上を走り、庭木に飛び移り、そこから外壁によじ登った。

でも、そこまでだった。
外壁の上から、外の道路までの高低差は5M近くあった。そこから下へ飛び降りたら、いくら僕でも骨折は免れないだろう。靴を履いていたらまだしも、今は裸足なのだ。

僕は馬鹿だ。どんなに必要だってたかが学校。嫌なら休んでしまえば済む話だったのに、なんでこんな危険を冒してしまったんだろう。

あの人が追ってきた。さすがに屋根伝いは無理だったらしく、玄関からだったけど。
逃げたことが逆鱗に触れたらしい。血走った目をして、髪を振り乱して、肩で息をしている。僕が見てみたかったのは、この人のこんな姿なんだろうか。それはあまりに気が滅入る考えだ。

塀の上にしゃがみこんだ僕を見つけて、かれはニタリと笑った。さっきとは全く違う感覚で、ゾクリとした。

彼は何を思ったのか、一旦姿を消すと、なにやらずるずると引きずって戻ってきた。
それは、ジェットノズルのついたホースだった。


まじですかかみさま


あの人は、ことさらゆっくり、わざわざ髪の乱れを直してから、表情を美しい微笑みに戻して、
”銃口”を、僕に向けた。


今、3月なんですけど・・・?

最上の笑顔。後、容赦なく発射。


痛い。冷たい、より、痛い。そして息が出来ない。さらに水圧に負けて落ちそう。後ろには落ちられない。落ちたら死ぬ。マジで。前に落ちれば下は花壇らしい。柔らかい土と生い茂った花がある。多分怪我もしないだろう。だけどあの人がいる。
もう長くもちそうもなくて、でも最期の決心がつかなくて、叩きつけられる水を手で退けながら隙間からあの人の様子を窺ったら、

あの人はいつのまに、どこから持ってきたのか、古い、ぼろぼろの、表面の革が剥げて空気が抜けた・・・ほら、体育用具倉庫によく棄てられてるようなボテボテの・・・あれ、ぶつかると衝撃すごいんだよね・・・というサッカーボールを、左手にもっていた。

あんた、鬼や。

鬼はナルシスもびっくりの笑顔で僕に笑いかけていた。


(まだつづく)


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2005年06月01日

”エキセントリック・ナルシス” (前編)

夢を見た。

私は恐らく少年で、年齢も、体格も小さいようだった。(※1)
だから、ここでは自分のことを僕と呼ぶことにする。

朝、まだ日の昇る前の薄暗いベッドルームで、ベッドまで引っ張りこんだ黒くて小さな電話を前に胡座をかいてうんうん悩んでいた。今日、学校で(※2)必要な物が有るのに、それを準備するのを忘れてしまったのだ。昨日のうちに買っておかなくてはいけなかったのに。登校前では店も開いていないだろう。どうしても今日必要なのに、無いと困るのに。どうしよう。

それを解決する方法が、頭の中に一つだけ有った。だから電話を前に考え込んでいるのだ。だが、それはどう考えてもリスクが伴う方法だった。リスク。そう、リスクがあると思う。それなのに、そのリスクが具体的にどういうリスクなのかはわからないのだ。だけど。でも。

なんか怖いんだよなぁ・・・・あのセンパイ。(※3)

夜明け前だが、あの人はきっと起きているだろう。そして、こんな時間に電話をかけても決して怒りはしないだろう。別になんの取引もなしに、快くその品を貸してくれるに違いない。そう。そんなことは怖くない。こんな時間に電話をして怒られるのが怖いとか、頼みごとをして嫌な顔をされるのが怖いとか、そういうところが怖いんじゃないんだ。なんというか、本能的に、危機感?。そう、なんかよくわからない種類の身の危険を感じるんだよね。

つまりは、この時間に、あの人のところにいって、品物を引き取ることが、怖いのだ。

けど、決して嫌いじゃない。むしろ好意・・・いや、違うな。好意をもってるじゃなくて、好意的な好奇心?を持ってる。だと思う。だから、ちょっとあのちょっと変わった人がこの時間にどんな様子なのか、見てみたくもあった。
だから少々緊張と、不明瞭な期待感で胸をどきどきさせながら、ひとつひとつ、ゆっくりと、番号を、押してみた。


あっけなくいいよという返事を貰ったので、白み始めた空の下を走ってあの人の家に向かった。
春とはいえ、この時間では吐く息がまだ白い。

訪れるのは初めてだったけれど、立派でお洒落なその家はちょっと評判だったし、住んでいるのも有名人だったので、迷わずに着く事ができた。インターフォンを押していいものか迷っていると2階の窓が開いて、想像どおりの格好をしたあの人が、上がっておいでと手振りで呼んだ。

それに従って、そっと玄関のドアを開ける。
開けながら口元が歪むのが抑えられない。

・・・
うわー
うわー
やっぱりシルクのパジャマなんだ。
すっげーお約束だー。

しかもガウンじゃなくて、てれんとした薄手の上質なカーディガンを、袖を通さずに羽織っている。色はベージュ。ご丁寧に腕を組んで窓枠によりかかって。

あまりの予想の的中具合に声を出して笑ってしまいそうになった。勿論、そんなことができる状況ではないので必死に堪えたが。

音を立てないように、造りのしっかりした階段をそろり上がっていくと、たくさんあるドアの一つが開いて、隙間からあの人が手招きした。


どきん。とする。あの人の妙に赤い唇が目に飛び込んでくる。本能が警報を発してる。ヤバイ。部屋に入ったらヤバイ気がする。


きっと、あの人もそんな気は無いだろうし、勿論僕もそんな気じゃない(というか絶対に勘弁して欲しい)けど、あの人はそういう人、なのだ。別に食べる気がなくても、ネコがスズメを獲るように。こういう時間にこういうシチュエーションだとそういうオーラを発してそういう状況に持ち込まないではいられない人なのだ。漫才師が話を落とさずにいられないように。

警報レベルはレッドゾーン。
だけどここで入ることを拒否しても、本来の目的は達成できないし、何よりそこまで警戒するのが、逆に自分がそういう事態になることを期待しているととられるのも嫌なので、僕は大人しくドアの隙間からあの人の部屋に滑り込んだ。


(つづく)(※4)

以下 注

※1:鏡を見ていないからなんともいえないが、恐らく美少年だと思われる。「夢の中くらい恥ずかしげもなくファンタジーで」は私のモットー(何の?)。ちなみにこの「ファンタジー」は文字通りの意味でなく「少女漫画的」くらいに解釈していただけると有難い。つまりとことんまで自分に都合がいいという意味。

※2:「学校ぅ?!未だに学生気分が抜けていないのかね君は!!」、とか、どこかの課長さんみたいなこと言わないで下さい。学生時代はある意味わたしの根源つか、重要な時代なので、夢の舞台になることが多いのです。それだけ。それだけよー。

※3:センパイといっても同じ学校に通っているわけではないようです。自分は明らかに子供、恐らく中学生くらいだし、相手は立派な大人です。同じ学校の卒業生、くらいの位置かもしれない。先輩の先輩だからセンパイ、くらいのつながり。ちなみに最後にそのセンパイの正体がわかりますが、一応断っておくと男性です。ですがヤオイではありません。正しい意味でこの文章はヤオイですが。(不明)

※4:長くなったので続けてしまいましたが、この話にはオチがあります。ですが夢オチではありません。でも目は覚めますがね。決して期待される(されてないと思うけど)ようなめくるめいちゃうような夢ではありません。多分面白くも無いです。残念。

※5:この文章は、本当に私が見た夢です。分析とかしたらぶちますよ。でも結果わかったら教えてください。

posted by 草 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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